イ・ジュリ個展「見える、あるいは見えない」、全北道立美術館ソウル分館で10月25日まで
洋画家イ・ジュリの個展「見える、あるいは見えない」が、ソウル市鍾路区の全北道立美術館ソウル分館で10月25日まで開かれている。重なり合う人体を通じ、存在と非存在の境界や人間の内面にある相反する欲望を描く。
洋画家イ・ジュリの個展「見える、あるいは見えない」が、ソウル市鍾路区の全北道立美術館ソウル分館で10月25日まで開かれている。人体を題材に、存在と非存在の境界、人間の内面に潜む相反する欲望を扱った絵画を紹介する。
観覧時間は火曜から日曜の午前10時~午後6時。月曜は休館で、観覧料は無料。
イ・ジュリは、写実的な身体描写と非現実的な構成を組み合わせ、生の痕跡や感情を表現してきた。今回の個展が焦点を当てるのは、一つの場所にとどまろうとする「定着」と、そこから抜け出そうとする「脱皮」という相反する欲望だ。人体の重なりや変形によって、理性と本能、認識と感覚の間で葛藤する人間の姿を描き出す。
新作の〈見える、あるいは見えない〉連作には、複数の人体が絡み合い、重なり合う姿が登場する。腕や脚、胴体などは具体的に描かれているが、形が重なるにつれて、それぞれの境界は曖昧になる。独立した存在が一つの塊のようにつながる構成は、見慣れた人体を見知らぬものとして捉え直すよう促す。
作品の中の身体は、目に見える形を超え、容易には表に現れない感情や感覚を表現する手段となっている。生の痕跡を消そうとする思いと、同時にそれを残そうとする欲求が共存する様子も、絡み合う人体を通して表されている。
イ・ジュリは圓光大学校美術大学の西洋画学科を卒業。「Afterimage」(2023年)、「異なる、あるいは異ならない」(2021年)など、計25回の個展を開き、企画展や招待展、グループ展にも参加してきた。全北道立美術館ソウル分館の「全北青年2015」に選ばれ、第13回全北青年美術賞と第15回ハ・ジョンウン青年作家賞を受賞。作品はソウル市立美術館、国立現代美術館美術銀行、全北道立美術館ソウル分館などに所蔵されている。
全北道立美術館ソウル分館は、全北地域の作家の作品をソウルと首都圏の観客に紹介するために運営されている。会場貸し出しによる展示に加え、作家と評論家を結び付ける批評プログラムを支援し、年間の展示記録を収めた図録も刊行する予定だ。
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